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新しく設計から起こしたアームチェアです。

よく一緒に仕事をさせていただいているA.C.E. 波多野一級建築士事務所さんよりご相談いただいて、アームチェアを作りました。

だいぶ前から何となく椅子の話は聞いていたものの、フルオーダーの椅子はいろいろと大変なうえにイメージを共有するのも難しそうと思い、そっと触れずにしておいた案件でした。

いくつかスケッチを見せてもらったり話をしているうちにイメージが伝わって、方向性が決まると後は一気に進み出します。

設計方針は、ゆったり座れるアームチェア、4本とも垂直な丸脚、曲げ木の背板、ペーパーコードの座面、モーエンセンのスパニッシュチェアのような幅広の肘掛け等。
ここから先の詳細設計は「家具職人にお任せ」で。


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リラックスして座れるように足付きの良い低めの座面で、背もたれも低い位置に有るので全体的に重心が低めな感じを強調しました。

座面のペーパーコードは初編みでした。
手にマメが出来るくらい結構なテンションを掛けながら編んでいきます。


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背板は垂直な脚に接続させるのでねじれた曲面になるように型をつくって、積層曲げをします。
脚のホゾ穴加工は簡単ですが、背板のホゾ切りと両側を胴付きにするところが、この椅子製作のクライマックスです。


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以前に波多野さんが設計されたお宅の書斎で使うための椅子で、納品してみると空間に違和感無くピタリとはまる感じでした。
やはり設計した波多野さんが、椅子のイメージを起こしているので無意識でもそうなるのかと思いました。

お客さんにもよろこんでいただいて、納品後にお茶をいただきながらオーダーメイド椅子の製作行程などをお話ししました。

ご感想は「私が奥さんなら、(その仕事)考えたほうがええで〜って言うわ」だそうです。

たしかに。。

わかっちゃいるけどやめられない、のです。