ベーシックなテーブル

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最初にご相談頂いてからおよそ1年半過ぎてから、テーブルをご注文いただいて製作しました。

家具を注文してみたいと言う初めての方にとって、木の種類などいろいろ説明を聞いても、家の空間にどういう色や形を持ってくるのが良いか、木目や質感など実感としてなかなかイメージしにくい事も有るかと思います。

とりあえず木片のサンプルをお渡していました。

今年に入って打ち合わせをして材や形の仕様を決めていきました。

今回頂いたご希望は、材はウォルナット、4本脚に幕板をつけるベーシックな形のテーブルと言う事で、あとはお任せ頂きました。


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木の質感やボリューム感を強調したり、あるいはシャープな感じなど、何かを誇張せずに、木の持っている美しさが伝わるようなテーブルになれば良いなと思って作りました。

ぱっと見は何気なく、でもどこか凛とした緊張感のある家具。

なかなかこれでOK!というバランスにはなりませんが、今の自分が思うベーシックなテーブルを目指しました。


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ひとくくりで呼ばれるウォルナットですが、採った地域や製材、乾燥方法によって品質が大きく異なります。

テーブルの場合は、材料選びが最終的な完成度を大きく左右するので、材の単価よりも、質や歩留まり優先の方がモチベーションも高まります。


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家の設計は今村建築計画事務所さん。

家具を納めさせていただくのは初めてで、空間との相性は置いてみるまで分かりませんでしたが実際に設置してみて、収まり良く行けたと感じました。

天板サイズは、1520×950mmと奥行きが広めですが、天井の形状による縦方向の広がりや天窓から間接光が入って、圧迫感もなく収まりました。

最初のうちは少し紫がかって小豆のような色ですが、すこしずつ青みが抜けて行くのがウォルナットの特徴です。

時間をおいて、この時思っていたベーシックなテーブルをまた見てみたいです。