松のベンチ

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以前に何度かご注文をいただいたお客様から、幼少期にすごした旧家の古材をつかった家具を作りたいとご相談いただきました。

何度か現場に一緒に伺って、どのような材で何を作るのかお話しながら進めました。

正確な年数はわかりませんが、築100年は経っているそうです。

家の梁や天井には、今では見かけることも少なく使われる事は無いような立派な松材がたくさん使われていました。

取り出せる材は限られていますので、いくつか印象的な材をまず選んで行きました。


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最終的に取り出した材は、床の間の横の地袋と地板の松材になりました。


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取り出されて、京都までやってきた地板の松材です。

まずはこの材で、依頼主のご親戚のベンチを作製しました。

陶芸をされていて、作った器等を飾ったりする事もできるようなベンチがご希望でしたので、器が映えるように出来るだけ簡素で緊張感が出るようにと考えました。


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w900×d300×h340mm、厚みは16mmです。

松やにたっぷりで、この厚みに削っても全く反りませんでした。

地板の裏面は、外部と接していたので、このような松やにの多い材を選んだのでしょうか。

しばらくは松やにが出てきてベタ付きますが、拭きながら使うとツヤが出て良い風合いになりそうです。


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仕上げは、米ぬかで磨きました。


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下の画像は、お客様より送っていただきました。


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初めて器の写真を拝見しましたが、ベンチとの相性がバッチリだと思いました。


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