木と鉄

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関口太樹+知子建築設計事務所さんよりご相談いただいて、ダイニングテーブルを作りました。

サイズはw2500×d860×h700mm、天板と4本の脚のみのシンプルな構造です。

これまで何度かこのような形状でダイニングテーブルを作りましたが、いつもは天板の裏側に同じ木材で反り止めを入れています。

今回は天板の裏側はすべてフラットにおさまっているように、とのお客様のご希望で反り止めに鉄を使用してみました。


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短手には、厚みのあるフラットバーを入れました。

こちらの方向は木材の収縮が発生するので、収縮率1.5%くらい余裕をみておきます。

長手方向は、アングルを入れてテンションをかけて木材のたわみを打ち消しています。

1800mmくらいの長さまでなら天板のみでも、ほとんどたわみませんが2000mmを超えると
急にたわみが気になり出します。


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今回は初めての試みだったので、アングルにどの程度テンションをかければたわみを打ち消す事が出来るのか試しながら作りました。

鉄も長くなると思った以上にたわみが出て、分厚いフラットバーも試してみましたが長手方向はテンション無しでは木の力に勝てません。

木材は繊維の束が構造になっているので、木と鉄では硬さの質が異なると言う事が実感できました。